「人の話が理解できない」という精神障害があるそうですよ
長女が「ちょっと他の子と違うかもしれない」と思ってから
精神障害系の本を沢山読み、様々な障害が有ることを知りました。
その中で「自分にも当てはまるかもしれない」という障害の1つに
「人の話がその場で理解できない」というものがあります。
障害の事を知らなかった時は、とにかく一生懸命聞くことに徹しました。
他の人と同じように聞いていれば出来るはずだ思い込んでました。
そして「一生懸命聞いているのに、なんで分からないんだろう…
理解出来ないんだろう…」と悩むしか出来ませんでした。
しかし「人の話が理解できない障害がある」という事を知り、
一生懸命聞いていてもその場で理解する能力は自分には
無いんだという事に気付きました。
そこで、「人の話が理解出来ない障害」をカバーする為に
対策を練りました。(仕事内での対策ですが)
①相手の話を全てメモする。聞きながらまとめようとしない。
とにかくただひたすらメモをしていく。
②相手の話が終わったら、席に戻り、メモを読み返し、
「あの人は私に何をしてほしいと思っているのか」を
考えながら別の紙にまとめていく。
③分からなければ、何を相手に質問するのかメモをし、
聞きに行く。
④分かっても、少し作業をしてから
「このような感じで進めていっても良いですか?」
と聞くようにする。
私の仕事の環境が恵まれているお陰か、このような対策で
うまくいっています。
自分に「障害がある」と認めるのは辛いですが、
認めてしまえば、障害を治すのではなく、
カバーする対策も立てられるので、楽ですよ。
障害についてもっと気軽に知りたいという方は
このマンガを読んでみると、スゥーっと理解できます。
私は図書館で借りて読みました。
光とともに…(1) [ 戸部けいこ ] |
この本で一番印象に残ったのは
「精神障害は手足が無いのと一緒で、頑張っても
治らない病気である。
手が無い人に『文字を書け』なんて言えますか?」
というところです。
障害について少し気になった人は一読する価値はあります。