今の日本に住めて幸せを感じさせる本
以前、A1理論さんが記事にしていた中で
「ちきりん」さんの本を勧めていて、気になったので
図書館で「ちきりん」さんの本を数冊、借りてきました。
その「ちきりん」さん著の本の1冊
「世界を歩いて考えよう!」
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! [ ちきりん ] |
この本を通勤の電車の中で読んでいたのですが、
…結構、面白いです。
へぇ~な話が大半なのですが、その中で泣ける話が
213頁の「格差が意識されない社会」
『インドで「制服を着て、リクシャーに乗って、小学校に通っている女の子」
と、「リクシャーと引いている、女の子と同い年位の男の子」を見て、
「こういう風景を見なくて済む、今の日本に住んでいる自分が
どれほど恵まれているか」と痛感した。
今現在、日本は経済格差が問題視されているけれど、
それは多くの人が「格差」を認識しているから出来る事で、
格差が当然のように存在する社会では、
格差自体が(少なくとも当事者には)認識されない。
「学校に行く子供」と「働く子供」がいる社会は、豊かな社会とはいえないが、
もっと心が痛いのは、
それを日常の中に受け入れてしまっている子供であり、社会である。
「格差の有無」よりも「格差の認識の有無」の方が、
見ている者の心を突き刺すのだと、この光景を見て教えられた』
そうです。
子供を持つ母親だからなのか、この文章を書いている時も涙が止まりません。
色々とタメになる本でした。